摂食・嚥下障害看護認定看護師
更新日:2016.10.13 記事テーマ:
今年、摂食・嚥下障害看護認定看護師を取得した塩見です
摂食・嚥下障害とは、「食べる」過程のどこかに障害が生じることを言います。
原因は、脳血管疾患・パーキンソン病・加齢・認知症など様々です。
私の役割は、「食べる」過程のどこに問題が生じているかを観察し対応すること、患者様のリスク管理を行うこと、家族支援、スタッフへの指導・支援などです
リスク管理とは、主に、誤嚥・窒息・脱水・低栄養への管理になります
食形態の選択、食べる姿勢、食べ方、栄養状態の確認など、対応は多岐にわたります。
そのため、医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・病棟スタッフ・栄養士などとの連携を日々行い、対応しています
高齢化社会が進むと、摂食嚥下障害の患者様も増えることが予測されます
高齢者の楽しみの一番は、「食べること」と言われていますのどが渇いても、お茶が飲めない、好きなものを味わうことができない・・・本当に苦痛なことです
介護している家族様も、「口から好きなものを食べさせてあげたい」という思いを強くもたれます。
摂食嚥下障害があっても、少しでも「口から食べることができる」「食べたいものが食べることができる」「安全に食べることができる」を目標に他職種と連携し、「食べる喜び」を再び持っていただけるよう活動しています。