リハビリテーションの中心は患者さまです。
当院リハビリテーション部では、理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)の各担当が情報交換や検討を行い、患者さまの機能や生活能力の回復を目指しています。目標は、患者さまのより早い家庭や会社などへの社会復帰です。
私たちは、患者さまの多岐にわたる障がいに対応するため、設備の充実・適切な人員配置を行っております。
療法士においては、教育面より学会発表・参加の奨励、院内の勉強会開催、また、研修会参加環境の整備を行っております。これらは、療法技術向上のみならず、刻々と変化するリハビリテーション病院機能の社会情勢を把握すべく、療法士それぞれが患者さまに責任をもって対応できる能力を養うことを目的としております。
また、障がいの改善、動作能力向上は、リハビリテーションを行う時間に比例して改善・向上がみられるとの統計結果をうけ、患者さまの医学的情報を考慮しながら、多くの療法時間の提供と365日療法提供への取り組みを行っております。
スタッフ数
- 理学療法士:30名
- 作業療法士:30名
- 言語聴覚士:11名
(2020年4月現在)
リハビリの頻度・時間
- 365日体制
- 一日最大9単位まで(1単位20分)
※診療報酬上限による - 必要に応じで同じ部門を午前・午後に別けて実施することもあります
私たちは、藤井会理念である「愛情・信頼・奉仕」の精神にのっとり、患者さまのリハビリテーションを支えてまいります。
回復期リハビリテーションでは、単に療法士が療法の提供を行っていくのではなく、病棟における生活、そして在宅での生活に繋がっていく療法体制が求められます。従来の急性期病院で行われているリハビリテーション体制では、療法士の役割は果たせません。
当院では、理学療法・作業療法・言語聴覚療法それぞれの専門性をもった療法士が、患者さまの生活の基盤を築くよう、病棟をはじめとした他部署との連携を行い、あるいは、ひとつとなって対応してまいります。
また、患者さまの社会的な背景は多種多様です。これらに対応するため一ヶ月毎に、医師・療法士・看護師、および医療ソーシャルワーカーによるカンファレンスを行い、的確な療法の提供を行ってまいります。地域におけるリハビリテーション施設の中核としての役割、および地域社会貢献を目標に、その資源たるリハビリテーションを目指していきます。